レンガ風の壁を発泡スチロールで作る
数ある発泡スチロールのDIYの中で、最もポピュラーと言えるのがレンガ風の壁を発泡スチロールで作ること。実際にレンガを用意して演出するよりも格段に簡単に完成するうえ、壁紙のような平面感もないのでぜひチャレンジしてみてください。上手く出来れば「本当のレンガかと思った」なんて言われちゃうかもしれませんよ。
そんなレンガ風の壁を作るにはまず大きめの発泡スチロールの板が必要になりますね。板自体は100均にも売っていますが、100均のものはサイズに対しての価格が高めですので、数か所に設置する場合や100均のものでは明らかにサイズ不足な場合は初めから大きなものを購入したほうがお得でしょう。安い店ならかなり大きなサイズの発泡スチロールが300円程度で購入できます。
発泡スチロールが用意出来たら加工ですね。加工には、はんだごてを使うので持っていない方は発泡スチロールと同時に購入しておきましょう。高いと感じれば100均で購入するのもありですよ。ただ100円ではなく400円程度するようなので注意してください。 道具が用意出来たら加工していくわけですが、その前に鉛筆で下書きをしておきましょう。特に初めての方の場合、ぶっつけ本番でやるとたいてい失敗します。レンガひとつひとつのサイズがあまりにもバラバラだとおかしく見えるので、定規などを使って引いておくといいですよ。
下書きが出来たらついに加工。はんだごてを下書きにそってあてて発泡スチロールを溶かしていきます。 この時、発泡スチロールを貫通しないように注意。発泡スチロールは熱に弱いのでちょっとしたことで簡単に貫通してしまいます。レンガの角となる部分はピシッと尖らせず、少し丸くしておくといいですよ。実際にレンガを見てみると分かるのですが、角が削れていて丸くなっていることも多いです。要は角を丸めておくことでリアリティが出るわけですね。後は発泡スチロール感を消すために塗装などの加工をしたら完成。
レンガのでこぼこの質感を出すために目地材を塗ったり、ペンキを2~3度ほど厚塗りしたり。これだけで発泡スチロールが本当のレンガのように変化します。塗装についてはアクリル絵の具などを使うのもいいですね。わざとブラシをドライな状態にしてかすれた雰囲気を出すのもグッドです。このあたりは自分の好みに合わせて工夫してみましょう。壁に固定するときは釘を使うか両面テープを使うか。釘を打てる場所なら小さな釘で固定するといいかもしれません。