本棚を発泡スチロールで作る
発泡スチロールで本棚なんて作れるかと思われるかもしれませんが、なせばなるもので、工夫によってはおしゃれな本棚を作ることが可能ですよ。たとえば雑誌ラックのような本棚はどうでしょうか。普通の本棚と同じものを発泡スチロールで作ろうと思えば耐久力の違いから本の重みでたわんでしまったり、本を支える板が折れてしまうかもしれませんが、雑誌ラック程度なら大丈夫でしょう。
少し厚めの発泡スチロールを購入し、下の部分は長方形の棚型に、上の方はよくある雑誌ラックのようにいくつかのスリットを作っていきます。床に接した部分であれば普通の本棚感覚で使うことができますし、上の方も雑誌数冊なら崩れることはないでしょう。いかにも発泡スチロールと言った質感が気に入らない時にはペンキを厚塗りするといいですよ。
また、簡易的に本の収納数を増やすのにも発泡スチロールが大活躍。ブックスタンドに少し大きめの木や発泡スチロールの塊を使い、そこに発泡スチロールのブロックを乗せてみてください。これだけで本をもう1段分多く収納することができます。簡単に言えば、橋のようなものを作って下と上に本を収納するということ。厚めの発泡スチロール製ブロックなら数冊で折れるようなこともありません。
発泡スチロールの本棚と言えば木の板と組み合わせたものも有名ですね。これは簡単なもので発泡スチロールのブロックを2つ縦に設置し、その上に木の板を乗せるだけ。さっきの橋と似たようなものですが、本を乗せる部分がしっかりと木なので折れる心配がなく、それでいて釘などが不要なので非常に簡単に完成します。
発泡スチロールのブロックは大きさが決まっていますからね。自分で加工せずとも買ってきたものを縦におけば大丈夫です。流石に上の板が長いときは中間にいくつか発泡スチロールを設置する必要がありそうですが、むしろシリーズ作品の区切りなどになっていいかもしれません。一般的な本棚よりも長さや段数の調整がしやすいのでぜひ試してみてください。
他にも発泡スチロールを上手く利用することで素敵な本棚が完成します。発泡スチロールは加工しやすいアイテムなので発送次第で面白い本棚も完成するでしょう。ただ、発泡スチロールが木と比較して脆いのも事実。本棚を作る際はなるべく厚いものを選ぶようにしてくださいね。本棚だけでなくテレビラックやキッチン棚など発泡スチロールの用途は様々。本棚でコツを掴んだら他の物にも手を出してみましょう。